ミーラの過去 2話
前の続きを書きました。
文が変なところもあると思いますが・・・ww
では、どーぞ。
アイカ「とりあえずって・・・?」
ミーラ「そこの扉を開けてくれたら、喰わないでやるよ。」
本当は喰いたいが・・・。まあ、いい。
アイカは扉の前に立つとネックレスを握り祈り始めた。
しかし、何分経っても扉が開かない。
アイカ「なんで、開かないの?」
遅すぎる。イライラしてきた・・・。あ~、そういえば・・・。
ミーラ「大事なコト忘れてた。」 アイカ「?」
ミーラ「祈る時に悲しい事、苦しい事を思い出しながら祈るそうだ。」
アイカはもう一度祈った。すると、扉がやっと開いた。
アイカ「やった~!!ミーラさん私のコト食べないですよね?」
ミーラ「あぁ、喰わねぇーよ。それと、『ミーラさん』っていうのやめろ。」
人と喋るのは久しぶりだ。少し嬉しいが、疲れる・・・。
奥へ行くと岩に剣が突き刺ささっていた。
やっと手に入った。オレの武器が・・・。
力強く、剣を抜いた瞬間、剣から不気味な黒い霧のようなものが溢れ出てきた。
ミーラ「アイカのおかげでオレの剣が・・・って何してんだよ!?」
アイカの方を見ると何か食べていた。
アイカ「食べる?グミっていうやつ。」
『グミ』?なんなんだ。人間の食べ物か・・・。
アイカ「ミーラって、ずっとここに住んでいるの?」
ミーラ「あぁ。ずーっと昔から。いつからここに居たのか、分からない。たぶん、数 百年はここにいる。」
アイカ「独りで・・・?」 ミーラ「独りで。」
アイカ「実は、私も独りだったの。でもリョウさんが来てからは独りじゃなかった。なんでお父さんを・・・。」
ミーラ「・・・。」
アイカも独りだったのか。しかも信じていたリョウってヤツに父親を殺され・・・。
アイカ「でも今は独りじゃないよ。ミーラがいるから。ミーラも独りじゃないよ?」
オレのコトをこんなに思ってくれたヤツなんて今まで、いなかった。こんな気持ちは、初めてだ・・・。
ミーラ「ありがとう、アイカ。オレのコト考えてくれて・・・。」
アイカはにっこり笑った。
その時、突然洞窟が崩れ始め、岩がたくさん落ちてきた。
ミーラ「外へ逃げるぞ!!」 アイカ「うん!」
落ちてくる岩を避けながら外へ出たが・・・。
アイカ「えっ・・・!?」
目の前のアイカが巨大な手につかまった。
ミーラ「アイカっ!!」
?「おー、ミーラ。なんだ人間の娘と仲良くしてんのか?」
上を見上げるとそこには巨大な人間・・・いや悪魔がいた。
ミーラ「何しに来た。エレン。」
エレン「へえー、この娘か?ネックレスを持っていたのは・・・。」
アイカ「ちょっと!はなしてよっ!!この巨人!!」
ミーラ・エレン「巨人じゃなくて、悪魔だけど。」
アイカ「あ・・・そーなの?」
まあ、巨人に見えるのもあたりまえだ。オレも最初は、巨人だと思ったし・・・。
ミーラ「おい!アイカをはなせっ!!」
エレン「ネックレスをくれたら、はなしてやる。くれないなら喰う。」
・・・俺と同じじゃん・・・。
アイカ「誰があんたみたいなヤツにあげんの!?」
エレン「そーか、そーか。じゃ、しょーがねぇーな。」
エレンはアイカを自分の口へ運ぼうとする。
ミーラ「させるか!!」
オレはエレンの腕をおもいっきり斬った。
そして、アイカを見事キャッチできた。
エレン「あーあ。オレの腕が・・・まあいいけどね。」
そう言うとエレンは腕を再生し、オレらと同じサイズに戻った。
アイカ「普通のサイズにもなれるんだ・・・スゴイ。」
エレン「すげぇーだろ?」
・・・あぁぁぁ!!うぜぇぇ!!エレンの自慢・・・。
エレン「あ、そうそう。他にも用事があったんだ・・・。」
ミーラ「?」
エレン「おまえのコトを調べている人間の研究施設があったんだよ・・・。」
続く・・・?